今まで見たきた映画の中でも指折りのおすすめ映画だと思っています。
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おやじ、生きるってむづかしいなぁ。
毎日みじめでよ。(泣)
俺、何のために生きてんだか
わかんなくなってきた。
もう、どうしていいかわかんねぇ。(泣)
なんで俺なんか、
なんで俺なんか、
生きてるんだよ。(落雷)
それにしても、この長男は強いな。
私だったら、借金背負わせた父親をさんざんののしって、
母親の末期がんの宣告で完全にノックアウト。
たぶん立ち上がれない。
でも、絶対に諦めない長男の姿勢には勇気づけられる。
「わしらの故郷は寂しゅうなるばかりじゃ」「どっかで間違ごうてしもうたんじゃ、この国は」
「このままじゃいけん、このままじゃ」そう言って平山は医者に止められている酒に酔い潰れて
いきます。
そうなんだよなぁ・・・私たちの故郷は寂しくなるばかりだ、このままでは・・・(涙)
うて お
でも、家族それぞれの思いはよく表現されていて、
そうなんだよなぁ・・・と心にじわっと染みてくる。
それにしても、老いた体で石段を登っていく夫婦の後ろ姿が、
ふたりの人生を表しているようで・・・ずしりと重く感じた。
最愛の長男を事故で亡くした夫婦の15年は、
この石段みたいなものだったのだろうな・・・。