がんは私たちが戦うべき異物(異生物)と思っていましたが、まぎれもない私たち自身でもありました。私たちがこの世に生まれてくることができたことからすでにがんとのかかわりが始まっているなんて・・・。 野の花診療所の先生は「人は死ぬまで生きることができる、死ぬまで笑うこともできる、人は自分の体から死期を知らされることがあり、人はそれでも生きることができる強さをもっている」というような内容の話をされていました。
私は(がんではないですが)51歳で亡くなった父が、その1年前「健康に自信がなくなった」とか、「仏壇が”近こらしく”感じる」とか言いだして、その後は猛烈なとでもいうべき勢いで、我が家の積み残した仕事を仕上げ、多くのことを私に伝えてから亡くなったことを思い出しました。
事故とか急病でないかぎり、人は自分の体から死期を知らされることがあり、死ぬまで生き切る力を持っていると確かに思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿