2013年10月15日火曜日

臨床に吹く風

私はタバコを吸わないし、めったに飲んで帰ることもありません。一仕事が終わった後たまにすることは、ホットコーヒー(夏でも)を飲みながら文庫本を読むことくらいです。

私のささやかなくつろぎの時間に、この本を読みました。医学生向けに書かれたものらしく専門用語がたくさん出てきますが、不思議と読みづらくありませんでした。患者さんに向けられた温かいまなざしを感じ、読み終えた後さわやかな気分を味うことができました。  

臨床に吹く風 (岩波現代文庫)
徳永 進
岩波書店

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(出版社の内容紹介) 砂丘のある町の病院.内科医徳永先生の1日は多忙である.さまざまな年齢の患者さんが,それぞれ病気と悩みをもって訪れる.そこは生と死の交錯する小さな戦場でもある.深夜の病床をみまわりながら,「まるで雑踏の医療だな」と頷くことがある.本書は,ひとりひとりの体と心に吹く風に耳をかたむけて綴った1年間の臨床の記録である.

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