簡単な作業なのだが時間をけっこう取られる。
最近は日没も早いし手が回らない。
だいたい松の手入れの仕方もよく分からない。
妻は切ったら?というのだが、なかなか決断できずにいる。
この松は父の盆栽だったものだ。
父が亡くなって、そのまま手入れせずにいたので、
どんどん大きくなって、仕方なく地植えしたら、
さらに大きくなってしまった。正直、私の手に余る。
松の枝葉の手入れなどしている時間はない。どうしたものか、悩ましい。
この松は父の盆栽だったものだ。
父が亡くなって、そのまま手入れせずにいたので、
どんどん大きくなって、仕方なく地植えしたら、
さらに大きくなってしまった。正直、私の手に余る。
松の枝葉の手入れなどしている時間はない。どうしたものか、悩ましい。
ただ、今のところ私の心の拠り所でもあり、
家財道具類もかなり残っているので、
それらを整理処分しながら、おいおい考えよう。
まずは、近所から苦情が来ないように、
家の回りの雑木、竹、カズラに雑草をなんとかしないと。
母老いてそこより見ゆるわが町はあさにゆうべに老いばかりなり 同
支えつつトイレに母をすわらせてパジャマをおろす夜一時過ぎ 同
このうえもなく愛されし罰として見届けん父の惚けきるまで 小島ゆかり
排便のとき娘らを遠ざける父尊し紙おむつの父 同
初めてのオムツをした日母が泣いた私も泣いた春の晴れた日 近藤福代
「空きを待つ」その空きの意味思いけり特別養護老人ホーム 小山年男
車椅子ごと抱きしめて送り出す特別養護老人ホームへ 佐々木晴美
( 歌人 永田和宏 選 )