
大晦日の午後は御手洗さんの掃除当番でした。
門松も昨日完成していて、初詣の準備完了しました。
私のささやかなくつろぎの時間に、この本を読みました。医学生向けに書かれたものらしく専門用語がたくさん出てきますが、不思議と読みづらくありませんでした。患者さんに向けられた温かいまなざしを感じ、読み終えた後さわやかな気分を味うことができました。
![]() | 臨床に吹く風 (岩波現代文庫)徳永 進岩波書店このアイテムの詳細を見る |
仕事柄、医療問題にはけっこう関心があって、ドクター執筆の本を手に取ることは多いのですが、この本をふと手に取ったのは、たぶん帯に養老孟司さんの解説の一文「与えられた人生の中で、最善を尽くすということがどういうことか、この本を読むとしみじみ伝わってくる。」というのが目にとまったからです。
内容は読んでのおたのしみなのですが、期待を裏切らない内容だと思います。医学は科学なのでしょうが、向き合う仕事は哲学的だなぁといつも思います。人の幸せとは何なのだろうとか、考えさせられる内容ばかりです。
ご一読お勧めします。
![]() | 救命センター部長ファイル (集英社文庫)浜辺 祐一集英社このアイテムの詳細を見る |
抗がん剤でたたき、手術で切って、放射線を当てるという、 がん治療の常識に真っ向から反抗した著者。あらゆる命ある ものと共鳴し、先人の英知に支えられて、新たな生を得るま での足跡をここに明かした!