2011年2月13日日曜日

無縁と自由

無縁社会や孤独死という言葉を、よく見聞きするようになりました。 遺品整理屋なる職業が取り上げられるなど、社会から孤立した現代人の状況がだんだん浮き彫りになってきました。

でも考えてみたら、こうなることは以前から分かっていたはずなんですね。 煩わしい田舎の人間関係から解放されて、自由な都会で生活したいなんて、みんな思ってたんじゃないかな。

私も都会にあこがれて、四年間は横浜で過ごしました。 「都会の空気は自由にする」とか、「核家族」なんて言葉がはやってましたよね。 みんな会社人間になった訳だし、会社から離れたら、そりゃ~孤独になりますよ。

自由は勝手気ままとは違うと思いますね。 過去の人間関係から遠ざかった以上、新たな人間関係、自分の理想とする人間関係は自分で作っていかなければなりません。

私は田舎の煩わしいしきたりなんぞに振り回されている日々ですが、住みよい適度の人間関係を目指して、ときどき古い慣習に抵抗しています。 けっこう叩かれたり疎まれたりしますが・・・

じっとしていても何も変わりません。都会の人も頑張ってほしいですね。

2011年1月25日火曜日

がんサロン

昨夜、仕事で友人の家にいきました。彼は2年ほど前に食道がんが見つかって手術をしています。好きだった煙草もすっぱりやめて、はた目には以前より健康的に見えますが、がんを患った人にしかわからない悩みもあるだろうと思います。今のところ、とくだん持病のない私には、彼の心の内を想像することはできません。ただ再発の無いことを祈るばかりです。

彼は今「がんサロン」の事務局長をしていると言っていました。県内に9か所ほどできているらしく、がん患者が”悩みを語り合える場所”として、今後も増えていくだろうと思います。男性なら2人に1人はがんにかかると言われています(女性は3人に1人)。私も今後お世話になるかもしれず、関心を持って見守っていきたいと思っています。

2010年11月10日水曜日

グリベック錠について

慢性骨髄性白血病の薬で、2001年に健康保険適用になった薬です。約95%の人に効果のある画期的な薬なのですが、飲み始めたら一生飲まねばなりません。

ちなみに治療費は月に約30万円です。健康保険と高額療養費の制度が使えるので、手出しは5万円前後になるかと思います。ただ一生涯飲み続けなければならないので、年金生活の人にはかなりの負担となっています。

高収入の人はさして問題ない金額ですが、一般の高齢者にとっては、毎月のことですから大変です。いい薬が出てきても、お金がかかるので手が出ない人も多いのです。長くなった老後生活。経済的な準備は欠かせないと言えます。

2010年10月12日火曜日

旧三井港倶楽部

先日、福岡方面へ出張した折、
久々に大牟田の「旧三井港倶楽部」と柳川の「御花」に寄りました。
今日は旧三井港倶楽部の写真をアップします。


明治41年に開館した古い洋館です。


現在は結婚式にも利用されているそうです。


ランチはとても美味しかったです。スープとコーヒーも付いていました。
(この日は幸運にもサンクスDAYで半額の¥1,050でした!)


しかも、ピアノの生演奏まであって、最高の時間を過ごせました。

2010年10月1日金曜日

救急車を呼ばないで!

海外旅行保険を扱う損保代理店なら、みんな知っていることですが、海外では医療費がめちゃくちゃかかります。もっとも、安心してかかれる病院があるだけでも、まだマシなのかもしれません。

兄が単身赴任している中国の地方都市(香港より少し北の方)では、狂犬病の薬が無くて、噛まれたら死ぬしかないそうです。犬をみたら逃げると言ってました。

ところで、日経メディカルのブログ(緒方さやかの「米国NPの診察日記」)によれば、米国コネティカット州では救急車を呼ぶ費用が300ドル~2,000ドルだそうです。1ドル84円とすれば、25,200円~168,000円になります。

通常、5万円や10万円は覚悟して呼ばねばなりません。診療所のドクターが手配しても、患者が乗車拒否する場合もあるようで、なかなか対応が難しいようですね。病院が近ければ、ストレッチャーや車椅子を借りてきて運んだりしてるようですが・・・。

2010年9月23日木曜日

ミオパチー

知人が低カリウム血性ミオパチーで入院したと聞きました。変わった病名なので、何それ?って、思わず聞き返しましたが、話した本人もよく知らなかったようで、パソコンで調べてみました。

ミオパチーとは筋肉病の総称のようで、知人はカリウム不足による筋肉病ということになります。手足の筋肉が脱力して、だらっとしてしまう病気のようです。

原因の多くは、肝臓の薬と降圧利尿薬ののみ合わせや、漢方薬の甘草の飲みすぎだそうです。また、カリウムの点滴で症状が改善するとありました。 命にかかわる病気ではなさそうですが、漢方薬も気をつけないと怖いかなと思いました。

2010年8月29日日曜日

共有不動産はトラブルのもと

共有不動産の扱いで悩みを抱えている方は、案外多いのではないでしょうか?という私も相続の関係で、長期にわたって共有不動産を保有していました。

分筆しておけば問題はないのですが、それはそれでどのように分筆するかで損得が発生しますので、面倒でもあり、当座は簡単に済む持分登記に頼ってしまっていました。しかし、この物件をそのままに、私が死んだら息子が苦労するのは見えていましたので、数年前になんとか解消しました。

昔は親戚が近くにいて常に交流があり、一番年配の身内の意見が尊重されたものです。しかし近年は両親の時代とは全く違います。私の2人の兄や妻の兄も県外で、県内に兄弟はいません。息子は小さい頃に何度か顔をあわせただけなので、従兄弟の顔も忘れています。実質的に他人のような状態です。共有不動産売却等の話し合いなど、すんなりできるはずもありません。

共有不動産は大きな問題を抱えています。譲渡所得税のかからない交換という方法もありますので、単独所有に変更できないか検討されることをおすすめいたします。

2010年8月16日月曜日

ヤモリくん

最高気温を連発する今年の夏は、ようやく峠を越えつつあるようです。
日中の暑さは相変わらずですが、影法師が濃く長くなり、夜は虫の音がにぎやかになりました。

さて夜毎、我が家の浴室の窓ガラスで獲物を待つヤモリくん、次々と、小さな蛾などを捕え、食欲旺盛です。
写真には撮れませんでしたが、3cmくらいのチビヤモリも頑張ってます(^^) 

2010年7月24日土曜日

コーヒーブレイク(2010年7月)

 お盆前ということで、先日お墓掃除に行ってきました。最近は子供の夏休みや帰省に合わせて、8月にお墓参りに行くことが多くなりましたが、もともとは7月盆なので、この時期に掃除は済ませていなければなりません。ただ、今年は雨が多く、ぎりぎりの10日の土曜日、後半は雨になりましたが、なんとか仕上げることができました。

 残念ながら、田舎のお墓は荒れてきていると思います。周囲のお墓の一つは移転し、二つはお墓があると思えないほど、雑木や草に覆われていました。たぶんお骨はどこかお寺さんに預けられたものと思いますが、実際のほどはわかりません。近くのお寺さんの話では、“オコツ”といわず“ホネ”と言ったりする家庭もあるとか、わびしい限りです。

 近所では跡取りのいない家庭も多くなりました。お年寄り夫婦、さらには、ひとり暮らしの家が増えて、結果として廃屋になるところも出てきています。周辺とは云え、熊本市内でこのありさまですから、県内の山間部などは、もっと大変なのではないかと思います。

 政治も経済も社会も地殻変動を起こしていると感じています。崩れていくもの、崩れずに残っていくものが、おぼろげながら少しずつ見えてくるには、もう少し時間がかかりそうです。将来わたし自身がお墓のご厄介になる頃には、どんな世界になっているのか、まだ何にも見えていないのが、もどかしい気がします。いろいろな知識人が、これまたいろいろ言いますが、たいして当てになりません。自分自身の目で、しっかり見て考えて対処していくしかないのだと、改めて思っています。

※この記事は7月11日に書かれたものです。

2010年6月27日日曜日

「ご契約内容のお知らせ」が届きました

私が契約しているO社から、昨日「契約内容のお知らせ」が届きました。保険を扱っているからといって、特別たくさん加入しているわけではありませんが、次々と送られてくると、何が何やらわからなくなります。私が契約者であっても、被保険者は妻であったり、子供であったりするのですから、時どき間違えそうになります。

ところで、お知らせと一緒に同封されていた中に、「お支払いの状況」がありました。保険金のお支払いは、平成18年が807件、平成20年が939件です。それに対して給付金は、平成18年が4,610件、平成20年が11,613件です。給付金が急激に伸びているのがわかります。新商品の投入もありましたが、これが今の保険業界の傾向だと思います。

少子高齢化は待ったなしで進みます。団塊の世代が高齢化して、病気やけがで給付金を請求するようになった時、支払いに耐えられるのか心配になります。保険業界の合併統合がいくつか予定されていますが、今後もその動きは強まっていくものと思います。保険会社が巨大になれば、契約者と接点は希薄にならざるをえません。保険会社と契約者の間にある、私たち代理店の果たすべき役割は、今後ますます重要になると思っています。