2010年3月20日土曜日

息子の方が現実的?

息子と話をしていると、父親である私の方が楽観的な人生観を持っているのがよくわかります。私はやはり高度成長期に育った日本人だし、なんとかなるだろう・・・なんて思っているところがあります。

一方、息子はバブルの崩壊とその後の厳しい社会の中で青年期を迎えたので、人生観には甘さがありません。はるかに現実的な人生観を持っています。

親としては、たしかに厳しいこの時代をしっかりと生き抜いて、同時に人の痛みのわかる人間になってほしいと思います。

2010年3月10日水曜日

業界人の感覚と消費者の感覚 

アリコをメットライフが買収するとニュースが流れました。今までもアリコについては親会社のAIGの関係で厳しい目が向けられてきたけれど、今度はどうでしょうか?

個人的には(業界人として)まぁ、これで少し落ち着くかな・・・という感じです。むしろ、メットライフはアメリカで最大と言われる保険会社だし、アリコ自体の商品開発力や販売力を考えれば、相乗効果でさらに伸びるかもしれないという印象ですが。

でも世間の風はけっこう厳しいんですよね。個人情報が漏れたりするもんだから、今はさんざんみたいです。「企業としてはなかなかいいですよ」なんて言ったところで理解してもらえるかどうか。

光化学スモッグみたいに、中にどっぷりつかってると感覚が麻痺するのかもしれませんね。よくよく注意しなければ・・・

2010年2月4日木曜日

コーヒーブレイク(2010年2月)

今年は長兄が還暦を迎えます。私は55歳になります。父親が51歳で亡くなった為、自分が51歳になった時は特別に感慨深かったのですが、もうそれから4年が過ぎようとしています。

親兄弟の行き来も多かった以前と違い、今は2人の兄も県外で次兄は海外です。 こういう時代の家族のつながりとはどうあるべきか・・・などと跡取りの私は時々考えるのです。次兄と会うのは10年に1回あるかないか、息子はいとこの顔も知りません。

先日、NHKスペシャルで「無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃~」を見ました。 誰にも知られず、引き取り手もないまま亡くなることを無縁死と表現していますが、こういう言葉の存在さえも、つい最近まで知りませんでした。核家族化と言われて久しいですが、行き着くところはこの無縁社会なのでしょうか・・・

人の絆とは何なのか、これからどう生きていくべきか、自分に問いかける毎日です。

2009年12月22日火曜日

今日は冬至、ゆず風呂に入りました

裏庭の隅に私の背丈より少し高いゆずの木が一本あって、見かけは良くないですが、香りのよいゆずがたくさんなります。

今年も母親がちぎってきて、ゆず風呂にしてくれました。ゆず風呂に入ると体が芯から温まり冷えにくくなります。 今年も風邪をひかないように、健康で締めくくりたいと思います。

2009年12月16日水曜日

「JIN-仁-」・「坂の上の雲」

最近は幕末明治維新期のドラマが人気です。「JIN-仁ー」は視聴率が20%を超えるらしいですね。NHKの「坂の上の雲」も同じ時間帯で人気を競っていますが、私もその視聴者の一人で毎週かかさず見ています。

何が私たちをそれほど引き付けるのでしょうか・・・ 妻は「不毛地帯」が好きで欠かさず見ていますし、これもまた戦後とはいうものの、パラダイムの転換があった時期を舞台にしています。

そうなのです!世の中が大きく激しく変化しているのは今と同じ。それは大きなチャンスですが、もし適応できなければ沈むしかない厳しい時代ということでもあるんですね。そのことは、私たち企業家だけではなく、国民のひとりひとりが無意識であろうと、ひしひしと感じているに違いないと思っています。

2009年11月30日月曜日

「坂の上の雲」を見て

ロケとセットとCGをうまく使って当時の様子がよく出ていました。熊本は三角(西港)と天草がロケ地になっていましたが、うまく仕上げるもんだな〜と思います。

2009年11月23日月曜日

NHKスペシャル「立花隆がんの謎に挑む」を見ました

正直 驚きでした。ガン保険を多くの人に販売し、最近は先進医療である粒子線治療も学んできました。人の半分はがんにかかり、3分の1はがんで死ぬということも知識としては知っていました。でも何にも知らなかったことを思い知らされました。

がんは私たちが戦うべき異物(異生物)と思っていましたが、まぎれもない私たち自身でもありました。私たちがこの世に生まれてくることができたことからすでにがんとのかかわりが始まっているなんて・・・。 野の花診療所の先生は「人は死ぬまで生きることができる、死ぬまで笑うこともできる、人は自分の体から死期を知らされることがあり、人はそれでも生きることができる強さをもっている」というような内容の話をされていました。

私は(がんではないですが)51歳で亡くなった父が、その1年前「健康に自信がなくなった」とか、「仏壇が”近こらしく”感じる」とか言いだして、その後は猛烈なとでもいうべき勢いで、我が家の積み残した仕事を仕上げ、多くのことを私に伝えてから亡くなったことを思い出しました。

事故とか急病でないかぎり、人は自分の体から死期を知らされることがあり、死ぬまで生き切る力を持っていると確かに思います。

2009年11月20日金曜日

Ai(オートプシー・イメージング)

昨日の続きでいろいろ考えたりしています。もっと仕事のこと考えるべきなのですが、無関係でもないし・・・などと自分に言い訳しています。

Aiは死亡時画像診断のことで、CT・MRIなどを使って解剖せずに検査をするわけです。機械の性能がUPして普及しつつあるようです。 メスを使わないため遺族の了承が得やすいこと、コストが抑えられること、全身を検査するのが容易であることなどメリットがいくつかあるようです。

ただ誰が読影するのかとか、情報が遺族への公開されるのかといった問題で法医学者・病理医学者・放射線科医・監察医・警察当局などの間で様々な思惑があるようです。 さて、この辺で止めとかないと仕事がすすみませんね(汗)

2009年11月19日木曜日

司法解剖について

なんか暗い話題ではありますが、朝からテレビでやっていました。最近は自殺か他殺かわからない事件が多くて怖いです。

警察の死体取扱い数の数%、警視庁でも1%台という現状は驚きです。司法解剖の数があまりに少なくて、こんなことでいいのかと思います。理由の一つに、法医学者が大変不足している現状があるとのことです。死体を扱う仕事なので、ドクターとはいうもののみんな嫌がるんでしょうね。

保険に関して言うと、交通事故のはずが病死とされたりした場合、死亡保険金も半分になったりするわけです。さらには保険金殺人を見抜けなかったりすることにもなりかねず、社会正義の点からもこのままでいいのかと思えてなりません。